【映画感想】ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝のネタバレと感想まとめ

2019年9月6日に公開された劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」。

制作は作画に定評のある京都アニメーション(京アニ)ということで、かなり期待値の高い映画ではないでしょうか。

そこで今回は、劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」のあらすじや見どころ、ネタバレと感想をまとめてみました。

ネタバレを含んでおりますのでご注意ください。

テレビアニメの「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の動画を見たい方はこちらを参考にしてください。

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アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のおさらい

2018年1月に放送されたアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。

その外伝として作成されたのが、劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」です。

前作から1年以上も経っているので、内容があやふやになっている人もいるかもしれません。

そこで、映画の紹介の前に、前作のおさらいをしていきましょう。

愛の意味を知る物語。主人公は「愛してる」を知らない少女・ヴァイオレット

物語は、両手に義手を着けた少女・ヴァイオレットが手紙を書いているところから始まります。

手紙というよりは、報告書といった体の文体ですが、ギルベルト少佐の安否を気遣っている様子。

そこへホッジンズ元中佐がお見舞いに訪れ、戦争が終わったことを告げるのでした。

もはや兵士として戦う必要がなくなったヴァイオレットは、エヴァーガーデン家に引き取られることに。

しかし、ヴァイオレットは武器としての自分の価値がなくなったのなら捨てて欲しいとホッジンズに食ってかかります。

兵士から自動手記人形へ。「愛してる」を知りたいヴァイオレット

仕方なく、ホッジンズはヴァイオレットを自らが営むC.H郵便社で働かせることに。

そこで働き始めたヴァイオレットですが、手紙の代筆をする自動手記人形に興味を持ちます。

最後に「愛してる」と言い残して去っていったギルベルト少佐。

その意味を知るために、ヴァイオレットは自動手記人形をやってみたいとホッジンズに頼み込むのでした。

十人十色の依頼人。代筆を通して「愛してる」を知るヴァイオレット

こうして自動手記人形となったヴァイオレットは、依頼人の代筆のため世界各地を飛び回ります。

あるときは、戦争から生還した酒浸りの兄への想いを。

あるときは、王女と王子のロマンチックな公開恋文を。

あるときは、残される娘への50年分の手紙を。

数々の人々の想いに触れ、代筆することで少しずつ変わっていくヴァイオレット。

そうして、かつてギルベルト少佐が自分に告げた「愛してる」の意味を理解するのでした。

とある人
まるでロボットのように無感情だったヴァイオレットが、最後には愛の意味を理解し、涙する場面が感動的でしたね! 涙なしには見れないアニメです。

映画を見る前や見た後でも、前作を振り返りたくなってしまいます。

Netflixで独占配信中なので、ぜひチェックしてみてください。

映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」のあらすじ

ヴァイオレットに舞い込んで来た依頼は、ヨーク家の娘・イザベラの教育係

地位のある者や名家へ嫁ぐ淑女が通う女学院に出向きます。

そこは、美しい花に囲まれた「牢獄」でした。

鬱屈した想いを抱えるイザベラは、やって来たヴァイオレットに「教育係として以外は話しかけるな」と硬く心を閉ざします。

そんな辛辣なことを言われても、常にイザベラの側に付き従い、イザベラが困った時はすぐさまフォローするヴァイオレット。

そんなヴァイオレットに、次第に心を開いていくイザベラ。

やがてイザベラは、隠された自分の過去について打ち明け始めるのでした。

 

映画見どころ① 作画の暴力!TV版と変わらない神作画

TV版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で誰もが感動した圧倒的神作画。

あまりの映像美に「作画の暴力」と言われた程ですが、劇場版も変わらないクオリティの神作画でした。

花に囲まれた女学院や、ドレスが花びらのように広がる絢爛なダンスシーン、そよ風が吹く花畑など、圧倒的な映像美に再び感動してしまうこと間違いなしです。

更にTV版では16:9の画面比率だったのに対し、劇場版では2.31:1という横長の比率に。

引きの構図が多くなりましたが、背景に一切の手抜きがなく、京アニの底力を感じました。

 

映画見どころ② デビュタントでのヴァイオレットとイザベラのダンスシーン

デビュタントと呼ばれる社交界デビューの舞踏会でのダンスシーンは必見です。

ヴァイオレットの教育により、立派なレディに成長したイザベラ。

デビュタントでは、ヴァイオレットがまるで騎士のようにエスコートをし、イザベラとダンスをします

豪華絢爛なダンスホール、花開く淑女達のドレス、天井に描かれたカモメの絵……

一つ一つが丁寧に描かれ、動きの多いシーンなのに全く作画が乱れていませんでした。

ヴァイオレットも普段の衣装とはまた違ったドレス姿でおめかし。

いつもと違ったヴァイオレットが見られる貴重なシーンです。

 

映画見どころ③ 姉から妹へ。受け継がれる物語

イザベラが女学院でヴァイオレットと過ごした物語で、前半が終了。

後半からは、イザベラの妹・エイミーの物語が始まります。

前半だけでも感動的なシーンが満載だったのに、後半のエイミーの物語によって追い打ちをかけられ、涙腺が崩壊。

ハンカチなしでは見られない映画でしょう。

 

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」の特典は、原作者・暁佳奈による書き下ろし小説

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」の来場者プレゼントとして用意されたのは、原作者・暁佳奈による書き下ろし小説。

なんと4種類もあり、週ごとに数量限定で配布しています。

配布開始日 配布小説
第1週目 9月6日(金)〜 「アン・マグノリアと十九歳の誕生日」、「リオン・ステファノティスと一番星」、「シャルロッテ・エーブルフレイヤ・フリューゲルと森の王国」のいずれか
第2週目 9月13日(金)〜 同上
第3週目 9月20日(金)〜 「イザベラ・ヨークと花の雨」

ここでは、入手できた「アン・マグノリアと十九歳の誕生日」と「リオン・ステファノティスと一番星」のあらすじと感想をご紹介していきます。

アン・マグノリアと十九歳の誕生日

その日、アン・マグノリアは十九歳の誕生日を迎えていました。

幼いながらに母を亡くしてしまったアンは、法律相談の仕事をしながら一人屋敷に篭る孤独な毎日を送っていました。

毎年届く亡き母からの手紙を待ちわびながらも、どこか寂しさを隠せないアン。

そこへ、今年も母の手紙を届けに来たポストマンと、依頼人である若き実業家が訪ねて来ます。

TV版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の第10話 「愛する人は ずっと見守っている」に登場したアンのその後の物語です。

アニメではまだ幼女だったアンが、十九歳の立派なレディに成長。

まだ結婚しておらず、屋敷で孤独に過ごしているところに、依頼人の青年がやってくることで愛が花開きます。

母を失い孤独なアンの胸の内や、依頼人の青年との恋が始まるドキドキ感が情緒豊かに描かれており、作者の文才を感じました。

アニメではダイジェストで綴られたアンの成長の一ページを垣間見ることができる貴重なエピソードです。

 

リオン・ステファノティスと一番星

写本課で働いていたリオン・ステファノティスは、文献収集課に転属し、世界中を旅する毎日を送っていました。

そんな折、かつてヴァイオレットと見た星空を思い出すリオン。

また一緒に星を見ようと約束したものの、果たされることはないだろうと半ば諦めていました。

ところがその夜、天体観測に出かけたリオンはヴァイオレットと思わぬ再会を果たし——!?

TV版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の第6話「どこかの星空の下で」に登場したリオンのその後の物語です。

星空を宝石の比喩を使って巧みに描写しており、作者の文才を感じます。

ヴァイオレットへの恋心に、思わず胸キュンしてしまう一冊。

アニメでは描かれなかったリオンの心情がありのままに綴られているので、ヴァイオレットへの恋慕が痛烈に伝わってきます。

いきなりヴァイオレットが登場したのにはびっくりしましたが、星空の下でのロマンチックな再会の仕方でした。

 

劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」のネタバレを含む感想

TV版では描かれなかったヴァイオレットの新しい物語

もともと「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」は、劇場版ではなくOVAとして作成される予定だったのだとか。

原作で未映像化のエピソードを膨らませ、今回の映画が出来上がったのだそうです。

そのため劇場版も、短編連作のエピソードが描かれたTV版と同じように楽しむことができました。

90分映画のため、ボリュームも十分。

イザベラとエイミー、二人の依頼人と関わり、変わっていくヴァイオレットが描かれています。

ヴァイオレットに友達が! 徐々に打ち解けて行く二人が微笑ましい

出会った当初は、取りつく島もなかったイザベラですが、ヴァイオレットを知るうちに態度が軟化。

やがて、友達のように接するようヴァイオレットにお願いします。

しかしヴァイオレットには「普通に接する」ということがどのようなことなのか分からない様子。

一緒にお風呂に入ったり、一緒のベッドに寝たり、髪の毛で遊んだり……

そういったことを通して、徐々に打ち解けて行く二人が微笑ましいです。

それにしても、男同士でこういうことをしていると完全に┌(┌^o^)┐ホモォ…ですが、女性同士だとまぁあるよね、と思ってしまうのはなぜでしょうか…

イザベラが離れ離れになった妹エイミーに送った手紙に書いた魔法の言葉

ヴァイオレットと過ごす最後の夜、イザベラはヴァイオレットに離れ離れになってしまった妹エイミーへの手紙の代筆をお願いします。

同時に明かされるイザベラの過去と、エイミーへの深い愛情に思わず涙してしまいました。

てっきり手紙には、現在の自分の近況や思いの丈を思う存分書き殴っているのかと思いましたが、実際はかなり短い文章でした。

イザベラが妹エイミーに送ったのは、魔法の言葉

それはまだ幼いエイミーの心に強く響き、かつてのイザベラとエイミーを引き合わせる強力な呪文となりました。

イザベラがエイミーにどんな言葉を送ったのかは、ぜひ劇場で確かめてみてくださいね。

 

まとめ

高クオリティの作画と涙なしには見られない感動的なストーリーの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」。

2019年9月6日より3週間限定上映のため、まだ見ていないという方はぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。

TV版の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も見ておけば、より一層楽しめる内容となっています。

Netflixで配信されているため、まだ見ていないという方はぜひチェックしてみてください。

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